HPV ヒトパピローマ検診

HPVとは

HPVは性交渉の経験がある女性の方であれば、ほとんどの人が一度はかかるウイルスだといえます。風邪をひいて、ウイルス性気管支炎や扁桃腺になるのと似たようなイメージです。

細菌感染による性病と違い、ウイルスなのでほとんどが自己免疫で自然治癒しますが、「風邪は万病のもと」というように、ウイルス感染をこじらせれば、細胞の形がくずれがん細胞となってしまいます。

近年では若い女性の子宮頸がんの罹患率が増えていることもあり問題視されています。アメリカなどでは、がん検診と同時にHPV検査をするのは通常であり、ワクチンの普及も含め、早期の対策が望まれています。

HPV検査について

当院ではがん検診で問題が出たら、HPV検査を行なっております。
ご不明な点や心配なことがございましたら、受付にてお申し出ください。専門医師や看護師からHPV検査について、ご説明をさせていただきます。

HPV検査の対象

性交渉の経験ある女性は全てHPV検査の対象

HPVは性交渉により感染するため、性的な接触の回数が多くなるほど感染する機会が増えます。しかし「性的な接触の回数」の多さと「HPV感染の確率」は、必ずしも一致しません。性的な接触が少なくても、感染することはあります。
子宮頸がんの早期発見、早期治療のためにも、20歳を過ぎたらHPV検査を受けるようにしましょう。HPV検査を受ける間隔はがん検診の結果にもよりますが、感染していないことが確認された場合は、ワクチン接種をおすすめしています。